小皿ダイエットはデルブーフ錯視を利用したダイエット法!

新たなダイエット法。

「小皿ダイエット」というのもあります。

「ダイエットしたいなら料理を小さなお皿に盛り付けなさい」と最近のダイエット専門家がネット上で、このようにアドバイスしているそうです。

その理由は、料理を大きな皿と小さな皿に同じ分量盛った場合、小さな皿の方が料理がより多く見えるので食べる量を減らすことができるからというもの。

ちょっと単純すぎる感じしますが、そのような小皿ダイエットが、本当にダイエットになるのか疑問に思いますよね。

今回は、脳をだまして減量するという小皿ダイエットについての話題です。

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目の錯覚を利用して脳をだます小皿ダイエット法

小皿ダイエットは、見た目の錯覚を利用して少量の食事でも満足感を得られるというダイエット法です。

同じ大きさの二つの円を並べ、一方は小さな円を描き、もう一方は大きな円にすると、前者の方が大きく見える。

つまり、小さな皿に盛られた料理は、大きな皿に盛られた料理より量が多く見えるということです。

この原理を「デルブーフ錯視」といいます。

だまし絵とは違った生理的錯覚で、小皿ダイエットはこの原理が利用されています。

小皿ダイエット法の実験結果は?

小皿ダイエットは、科学的にも研究されているようで、この仮説についての論文も発表されています。

ある実験では、被験者に大きさの異なるボールを渡して、飲みたい量だけスープをつがせると小さなボールを渡されたグループは、大きなボールを渡されたグループに比べ少量のスープで満足するという傾向が認められました。

この実験結果から、小皿ダイエットにも「デルブーフ錯視」の原理が応用されていると考えられますが、また別の研究では、違った結果が出ています。

この実験は、実験前の1時間に何か食べた満腹グループと実験前の3時間は何も食べていない空腹グループに被験者を分けました。

まず、物によってデルブーフ錯視の効果を調べると、車のハブキャップなど食品以外の物の大きさを比べさせた場合は、どちらのグループもデルブーフ錯視に引っかかりました。

ですが、皿にのせたピザの大きさの実験では、空腹グループが、錯視に騙されずに正確な判定を下したそうです。

ダイエット中には、ほとんどの人が空腹な状態にあることが多いので、その状態ではデルブーフ錯視を利用して脳をだまして、食べる量を減らすといってもうまくいかないようです。

この実験は、小規模な実験でしたが、小皿ダイエットは減量効果が期待できないという結果になりました。

食の制限という生存を脅かす場合には、本能が正しい判断を下すように、人間の脳はうまく機能しているのでしょうね。

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ダイエット中のNGワードとは?

ダイエット中は、欠乏感や空腹感をなくすためにも「減らす」とか「制限する」という言葉はNGです。

ネガティブワードを使うと、気分がどんどん落ち込んでくるので、ダイエットが苦痛に感じてしまいます。なので、「楽しむ」「味わう」といった表現を使うことで、ダイエット中の自分の変化をポジティブに捉えることが効果的です。

ダイエット中でも満足感を持続させるには、極端な糖質制限に走らず、1日の消費カロリーを考慮した上で、炭水化物とタンパク質をバランスよく含んだ食事をきちんととることが大切です。

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まとめ


■小皿ダイエット法は目の錯覚を利用して脳をだます「デルブーフ錯視」の原理を利用。

■小皿ダイエット法の実験結果は?

  • 無作為の実験では、「デルブーフ錯視」がみられ、少ない量でも満足感は認められた。
  • 満腹・空腹組に分けた実験では、「デルブーフ錯視」にはだまされなかったことから、小皿ダイエットの効果は期待できない結果となった。

■ダイエット中のNGワード「減らす」とか「制限する」は使わない。「楽しむ」「味わう」などのポジティブな言葉を使うと効果的。


小皿ダイエットは、ダイエット中には効果が期待できないということですが、そうでない場合、特に減量をしてない場合には、効果はありそうですね。

「デルブーフ錯視」の原理を使って、ダイエットを意識しなければ食べる量を減らすことは出来るかもしれません。

ふだんから食べたい量を食べるという気持ちでいたら、空腹感はないはずですから。

様々なダイエット情報からご自分にあったダイエット法を見つけてくださいね。


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出典:ニューズウィーク日本版2018年8月14日・21日号

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